【黒澤明監督】おすすめ映画「七人の侍」

映画で笑う
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黒澤明監督。「名前はよく耳にするが、どんな映画があるのだろう?」とお思いの方も多いのでは。そんな方に向けて私がおすすめしたい作品をご紹介します。映画内容の紹介よりも、その作品の魅力をお伝えします。

こんな人におすすめです。

  • 黒澤明監督のおすすめ映画を知りたい
  • 黒澤明監督の作品で「これだけは見逃せない」という作品を知りたい
  • 内容については映画で観たいので、あまり触れないで欲しい

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さまざまな映画に影響を与えた「七人の侍」をおすすめします

【出典:Wikipedia 七人の侍壁画(東宝スタジオ) 著作者・設置者:東宝株式会社】

黒澤明監督の作品でおすすめしたい映画はたくさんありますが、その中から今回は「これだけは見逃せない」と思う作品をご紹介します。

それは1954年公開の映画「七人の侍」です。

私は「七人の侍」ではこの写真の構図が大好きです。

とてもかっこよく、「絵になる」とはこのことだなと思います。「七人の侍」といえば、私はこの写真を思い浮かべます。

【簡単】あらすじ

時は戦国時代。

盗賊と化した野武士が農村を襲撃。

村人たちは村を守るために侍を雇うことを決意。

苦労のすえ、力を貸してくれる侍(正確には侍以外も含めて)を七人集める。

入念な作戦を立て、戦う準備をし、そしていよいよ野武士との戦いに。

この過程でさまざまな人間模様が描かれています。人間のエゴ、見栄、優しさ、強さ、弱さ。

三船敏郎さん、志村喬さんなどが出演している作品です。

なぜ「これだけは見逃せない」のか?

この作品は国内外を問わず、さまざまな映画やドラマなどに影響を与えています。

例えば、アメリカの西部劇に「荒野の七人」という映画がありますが、この作品は「七人の侍」のリメイクです。

その後も「七人の〇〇」という映画やドラマなどは、なんらか「七人の侍」の影響を受けている作品が多いです。

他にも今ではあたり前のように使われていますが、戦うシーンのスローモーション撮影などの技法も多くの作品に影響を与えています。

この「七人の侍」を観ておくと、他の映画やドラマを観た時に「あれ?このシーン、この技法は七人の侍では?」と思うこともあったりして楽しいです。

いろんな映画やドラマの「原型」がたくさん詰まっているので「見逃せない映画」として選びました。

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私が思う「七人の侍」の魅力

侍たちがとにかくかっこいい

七人そろった侍たちが、とにかくかっこいいです。

最初は頼りなくみえていた侍も、どんどん頼もしく思えてきます。

子供の頃に観たテレビの「戦隊もの」でヒーロー全員が揃うとワクワクしませんでしたか?それに似たワクワク感があります。

「戦隊もの」もさまざまなキャラクターが仲間として集まりますが、「七人の侍」もいろんな個性を持った仲間が集まります。

もしかすると、「戦隊もの」を考えた人たちも「七人の侍」の影響を受けているのかもしれませんね。

絵になるシーンが多い

絵になる印象的なシーンが多いです。目に焼きついて、映画を観終わった後からでも目に浮かんできます。

映画には「絵コンテ」というものがあり、映画を撮る前に「構図」を想定しています。

正面から撮る?横から?上から?寄って撮る?引いて撮る?などは、この絵コンテの段階でだいたい決まります。

黒澤明監督の実際の絵コンテを雑誌で見たことがあります。

黒澤明監督は若い頃、画家志望でした。それもあってか絵コンテのワンカット、ワンカットが一枚の絵のように見えました。

練りに練った構図を絵コンテにしていったのでしょう。

黒澤明監督の作品に絵になる印象的なシーンが多いのはそのためだと思っています。

私も自主映画をつくった時には黒澤明監督をマネて絵コンテを描いてみました。

構図を考えるというのはとても難しく、自ら体験することでさらに黒澤明監督の凄さを実感することができました。

黒澤明監督のこだわりが凄い

この作品に限らず、黒澤明監督はこだわりの強い監督だと思います。

強いこだわりがあったからこそ、観た人の気持ちを動かす、おもしろい作品ができたのではないでしょうか。

詳細なキャラクター設定

黒澤明監督は映画に登場する人物のキャラクターをとても細かく設定していました。

「七人の侍」では年齢や性格だけでなく、侍の歩き方や草履の履き方に至るまで大学ノートに整理していたそうです。

侍それぞれが個性的に、魅力的にみえたのはこういった細かいキャラクター設定があったからこそなのだと思います。

このこだわりを知ったうえで映画を観ると、各キャラクターの魅力は偶然生まれたのではなく計算しつくされて生まれたものだということがわかります。

斬りながら刀を替える

侍と野武士が戦うシーン。

七人の侍のひとりである菊千代(三船敏郎)が複数の刀を地面に刺して、野武士を何人か斬るごとに刀を替えるというシーンがあります。

時代劇でこんなシーンを観たことがありますか?

多くの時代劇ではひとりの侍が敵を次から次に斬り倒していきます。かっこいいシーンであり、見せ場でもあると思います。

私はこれ自体を否定するつもりはありません。見せ方のひとつとして確立した手法だと思います。

しかしながら、実戦では刃こぼれや血のりなどで刀は徐々に斬れなくなってくる、という話しを聞いたことがあります。

黒澤明監督はこの戦いのシーンでもリアリティを追求しています。

映画を観た時にはこういった場面にも、ぜひ注目してみてください。

【参考】Wikipedia

まとめ

黒澤明監督の映画で「これだけは見逃せない」と思う作品は「七人の侍」です。

他にもおすすめの映画はたくさんありますが、あえてこの作品を選んでみました。

この作品は国内外を問わずさまざまな映画やドラマなどに影響を与えています。

いろんな映画やドラマの「原型」がたくさん詰まっている「見逃せない映画」です。

そして、私の思う「七人の侍」の魅力は

  • 侍たちがとにかくかっこいい
  • 絵になるシーンが多い
  • 黒澤明監督のこだわりが凄い

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半世紀以上も前にこんなに凄い映画がつくられていたことに驚きます。

黒澤明監督の作品はこちらも記事にしています。もしよろしければご覧になってください。この作品にも黒澤明監督のこだわりがつまっています。

【参考記事】

<まとめ記事の紹介>
仕事って難しい、肩の力を抜きたい、自分にはリフレッシュが必要だ、もう少し笑って生きたいという方はこちらの「世知辛い世の中だからこそ、笑って生きる」もご覧いただけたら嬉しいです。

私の経験が少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。

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